タイでの生活コストは大体どれくらいかかるのかなあ?
昔ほどではないですが、日本と比べてまだまだ物価が安いと言われているタイ。
タイに住んで数ヶ月が経ち、生活コストが見えてきました。
今回は自身の実際の『タイでの生活コストと生活費の稼ぎ方』について、詳しくお話しをします。
1ヶ月を5万円で過ごすことは可能?
結論から言いますと、生活の大きなコストとなる家賃と食費によります。
衣食住にかなりこだわりがある方なら少し厳しいかもしれません。
大きなこだわりがない方であれば、地域や立地によって大きく異なりますが
バンコクから車で2時間ほど離れたビーチリゾート・『パタヤ』であれば
家賃、物価ともにバンコクに比べてに安く、生活費5万円代で1ヶ月過ごすことは可能です。
(もちろんバンコクでもしっかりと探すとお手頃で好立地な物件に住むことは可能です。)
自身は現在パタヤに滞在をしており、ジム・プール・サウナ付きの以下のようなコンドミニアムに住んでいます。
それでは詳しく1ヶ月の生活費を見ていきましょう。
1ヶ月の生活費
大まかではありますが、この月の一ヶ月あたりの生活費を算出します。
家賃:約28,000円
水道:約160円
電気:約2,060円
食費:1日2食 約500円 × 30日 = 約15,000円
飲料水:約1,500円
洗濯(コインランドリー):1回 約160円 × 4週間 = 約640円
散髪:800円
通信費(ギガ使い放題):580円
以上を合計すると約48,740円。
娯楽費は考慮していませんが50,000円もあれば、なに不自由なく生活ができます。
一人暮らし(単身世帯)の1ヵ月間の平均支出は約160,000円と言われているので
移住するだけで毎月110,000円稼げているようなものです。
家賃
家賃が7,000バーツ(約28,000円)。先ほど写真の施設を全て使うことができて約28,000円です。
昨今の円安、タイ国内の物価上昇が影響しているにも関わらず
日本円で考えるとまだまだ破格でこのようなコンドミニアムを借りることができます。
『タイでのコンドミニアムの探し方』については、以下の記事をご確認ください。
水道・電気代
タイでの水道代はとても安く、毎日2回シャワーを浴びても月に1,000円にとどかないほどでした。
電気代については、タイは気温が高いためエアコンをつけっぱなしにすると高くなりますが
自身はよほど暑くない限り、扇風機で充分快適に過ごせています。
物件にもよりますが、タイのコンドミニアムは不動産会社が建物の電気・ガスを既に会社と契約をしてくれていることがあるため
その場合はご自身で電気やガスの契約をする必要がなく、家賃にプラスで水道光熱費を毎月請求されることが多いです。
食費
食事は以下のようなものをよく食べています。
1個25バーツ(約100円)のぶっかけ弁当
チキンステーキプレート、ライスセットで55バーツ(約220円)の屋台
タイでは屋台カルチャーが強く根付いており、豊富な種類の料理をお手頃な値段で食べることができます。
自身も基本的には家で調理をせずに家の近くの屋台やお店で買って食べることが多いです。
通信費
携帯代はタイのオンラインサイトで『SIMカード』を購入することにより、格安で利用することができています。
『おすすめのタイ格安SIMカードの購入・開通方法』について、詳しくは以下の記事をご確認ください。
また自身の部屋にはWi-Fi環境はありませんが、パソコンの通信やFireStickはスマホからのテザリングで充分であると感じています。
不動産会社にWi-Fi導入の相談をし、別途費用を払うとWi-Fi環境を整えることも可能です。
物件にもよりますが、探せばWi-Fi設備が初めから完備されている物件もあります。
ここでは長期滞在するためのビザの維持費用は含めていません。
自身は教育(ED)ビザを取得してタイに滞在をしているのですが
教育ビザで滞在をする場合、年間の維持費は約200,000円ほどです。
月の生活費を50,000円として12ヶ月で年間約600,000円。
生活費とビザの維持費を合計して年間の生活費が約800,000円だとしても
日本で生活するよりもはるかに安く生活することができます。
どうやって生活費を稼ぐの?
ビザによってはタイ国内で労働ができない
自身のように教育ビザでタイに滞在をしている場合、『語学留学をする学生』として滞在をしているため労働許可証を発行できず
タイ国内のバーやレストラン、企業などで働くことはでません。
タイ国民の雇用の確保のため、移民が国民の仕事を奪ってはいけないのです。
国内で働きたければ、タイの現地採用として所属するタイ法人・企業から就労ビザを取得し、
労働許可証をタイ政府から発行してもらう必要があります。
もしくはご自身でタイで現地法人を設立し、その法人から就労ビザと労働ビザを発行するという方法もあります。
『タイの主なビザの種類と取得条件』については、以下の記事をご確認ください。
しかし日本企業に対して、タイにいながらリモートでその企業で働いたり、企業に向けて働くことは可能です。
働くと言っても、『リモートでできるアルバイト』など日本の企業に属しながら労働をする形や『個人事業主としてのオンライン業務の請負い』をするというものです。
求人サイトで探せば、渡航後でもリモートで誰でもできるバイトが見つかります。
具体例を見ていきましょう。
日本に向けてリモートで働く例
アルバイト求人サイトを見てみると、条件はさまざまですが
履歴書が不要で面接もオンラインで行ってくれる
簡単なデータ入力や顧客のメール返信などが業務内容のアルバイト先がたくさんあります。
仮に時給が1,000円だとしても1ヶ月あたりを考えると
時給1,000円で1日4時間、土日は企業が休みだと考えて稼働日を20日だとすると
1,000円 × 4時間 × 20日 = 80,000円 と
ここでは税金のことは考慮していませんが、月収の80,000円を引いても生活費の50,000円を引いても
手元には30,000円あまり、一日に4時間働くだけで充分に生活ができてしまうのです。
残った一日のうちの20時間は自由に使うことができます。
ビーチでリラックスをしたり、ジムでトレーニングを見たり、家で映画を観たり、言語を勉強したり
もっと稼ぎたければもっと働けばいいですし、オンラインで何か新規の事業を立ち上げたりもできます。
日本にいても同じ24時間なのに、自由な時間を捻出でき
一日の中でできることの選択肢が格段に広がり、自分で選ぶことができるのです。
この物価差を利用して一日の中でできることを増やしたいということが
僕がタイに移住をしたことの最も大きな理由でした。
不思議な話ではありますが、住む場所を変えるだけで時間に余裕ができるのです。
『海外で収入を得た場合の所得税など税金』については、以下の記事をご確認ください。
移住後にリモートでの仕事を探す注意点
リモートでのお仕事を探す際の注意点として、面接や採用はリモートで対応をしてくれますが
『研修期間として初めの1ヶ月は出社する必要がある』などの条件を提示されている企業も多く見受けられました。
条件や給料がよく、このような企業で働きたい場合は
海外に移住をする前にリモートで仕事ができる日本企業の採用をもらい、出社での研修期間が終わってから海外に移住をするというのも一つの手段です。
また海外移住前に会社を退職された方は
海外に滞在しながらでも、オンラインで求職活動をすることで『雇用(失業)手当』を受給できる可能性もあります。
『退職後の失業手当の受け取り条件・手順』について、詳しくは以下の記事をご確認ください。
稼いだお金は『Wise』を使って格安手数料で海外送金
稼いだお金は日本の銀行口座に振り込み、『Wise』を通して
タイの銀行口座に送金すると手数料が安く送金できます。
『Wise』について、詳しくは以下の記事をご確認ください。
また『タイの銀行口座の開設方法』については、以下の記事をご確認ください。
住みやすい国 タイ
今回は『タイでの生活コストと生活費の稼ぎ方』について、開設をしました。
『食・治安・文化』それぞれに様々な魅力があり、なおかつ移住のハードルがかなり低いタイ。
移住も念頭にぜひ一度、タイへ旅をしに来てみてください。
筆者のXアカウント
本記事について、ご質問がある方は筆者のXアカウントをフォローしてお気軽にDMをください。
わかる範囲で回答をします。
【筆者Xアカウント】https://x.com/___justtommy
コメント
コメント一覧 (1件)
いい記事でした。