タイでビザを延長(滞在期間を延長)する方法を解説します!
日本のパスポートを持っていると
タイではノービザ(ビザの申請なしでパスポートのみ)で入国した場合は 30日間 (現在は60日間)の滞在が許可されています。
しかし旅行中にもっとタイに滞在をしたくなったり、タイでの緊急の用事ができてしまった場合などに
滞在期間を一度の入国につき、一度だけ延長をすること可能です。
今回は『タイでの滞在期間を30日増やす延長手続きと費用』について解説をしていきます。
2024年のビザ制度の改定
執筆当初と現状が異なり、2023年まではノービザ(パスポートのみ)での滞在期間は30日間だったのですが、2024年から60日間の滞在が可能となりました。それに伴い、本記事の内容は要所で修正・追記をしております。
『2024年のビザ制度の改定』について、詳しくは以下の記事をご確認ください。
ビザ延長のシステム
タイでビザ(滞在期間)の延長した場合、申請日からの延長ではなく
パスポートのスタンプ有効期限(滞在可能期限)からさらに30日延長となります。
上写真のような入国スタンプの場合
ノービザで入国したのが『4月19日』、滞在可能期限が『5月18日』の30日間であるため
延長申請をすると『5月18日』から、さらに30日間延長となるので『6月17日』まで滞在が可能になります。
現在ではノービザでの滞在可能期間が60日間、延長をするとそこからさらに30日間の滞在が可能となっております。
滞在期限の何日前から延長申請ができるの?
タイ国内の『イミグレーションオフィス(入国管理局)』にて手続きをします。
イミグレーションはビザの手続きや滞在者の居住地の確認など、いわば市役所のようなところで
バンコクやパタヤなど各地域に複数存在します。
延長の申請は滞在しているエリアから一番近イミグレーションオフィスで結構です。
バンコクの方ではスタンプの有効期限の日付から15日前から申請可能との情報も見かけましたが
申請する場所によっても違うようです。
パタヤでは原則7日前からしか受け付けていません。
自身は私用により、一日でも早くビザを延長する必要があったため
滞在可能期限の15日前・10日前とパタヤのイミグレーションに行き
お願いをしましたが延長を許可してもらえませんでした。
また、自身の場合は期限の7日前に申請ができたものの
「今日は忙しくて申請の処理ができない」と言われ、パスポートが手元に戻ってくるのは翌日でした。
費用と必要物
先ほど記述したようにタイ国内のイミグレーションオフィスにて手続きをします。
申請費用は1,900バーツ(約7,600円)です。
必要な持ち物は以下の通り
・パスポート
・ビザ延長手数料 (1,900バーツ)
・ 筆記具(ボールペンなど)
・滞在先の証明書類(賃貸契約書・ホテルの予約書など)
・証明写真 (4 cm × 6 cm) ※イミグレにて撮影も可能 (約50バーツ(約200円)/枚)
イミグレーションでの延長の申請の前に賃貸の契約をされた場合は
『TM30』の提出、ホテルなどに滞在をしている方は滞在地の詳細の記入を求められる場合があります。
事前に滞在先の証明書類(賃貸契約書・ホテルの予約書など)をご用意して申請に向かってください。
『TM30』については、以下の記事をご確認ください。
延長の手順
それでは手順を説明していきます。
①まずはイミグレーションオフィスへ
まずは滞在しているエリアの最寄りのイミグレーションオフィスに行きましょう。
チョンブリイミグレーションの場合は入るとすぐ右手の建物(青い『FIRST QUEUE』が目印)にインフォメーションカウンターがあり
受付にてビザ延長の旨を伝えると、記入が必要な書類(TM7)と整理券を手渡してくれます。
書類と整理券を受け取ると、
「先に写真を撮影してから書類を記入して、ここで番号を呼ばるれるまで待つように。」と指示があります。
どこで写真を取れるのかをスタッフに確認をして先に写真を撮り、書類を記入して自分の番号を待ちましょう。
前もって写真をご用意されている方は現地での撮影の必要はありません。
②写真を撮る(事前に写真用意の場合は不要)
イミグレーションの周辺や建物屋内に写真をとってくれる場所があることが多いです。
約50バーツ(約200円)/枚で撮影をしてもらうことができます。
チョンブリイミグレーションでは建物を出てすぐ右手に写真を撮ってくれる場所があります。
③書類(TM7)を記入
記入する書類(TM7)は以下のようなものです。
名前や本籍、パスポートの期限、滞在地の住所などを記入していきます。
よくわからない記入項目がたくさんありますが
わかるところだけ記入をして、あとは空欄でも問題はありません。
入漏れなどがあれば手続きをするスタッフから指示がありますのでその場で記入します。
記入が終わり、番号を呼ばれると延長手続きに入ります。
スタッフへパスポートや記入した書類、写真などを渡して手続きが終わるのを待ちましょう。
④手続き後 スタッフに指定された場所をコピー
手続きが完了後、書類やパスポートを渡され
そのままスタッフから「このページをコピーしてインフォメーションにもっていくように。」との指示があります。
コピーも写真と同様に付近や屋内に印刷をしてくれる場所がありますので
コピーしたものと渡された書類をもってインフォメーションへいきます。
チョンブリイミグレーション屋内では、3バーツ(約12円)。
付近でコピーをしてくれるお店は5バーツ(約20円)でした。
⑤料金を支払う
インフォメーションで再度、書類やパスポートなど一式の確認をしてもらいます。
確認後、料金を支払う窓口を案内してもらえますので
料金窓口で手数料の1,900バーツを払うと、延長のスタンプを最短当日に押してもらうことができます。
混み具合や申請の時間帯にもよっては、パスポートが翌日の受け取りになる場合もあります。
⑥スタンプを確認・完了
全ての手続きが終わったら念のため
上写真のようなスタンプがパスポートに押してあるかを確認してみてください。
確認ができたら、延長完了です!
ビザ延長で楽しい旅を
今回は『タイでの滞在期間を30日増やす延長手続きと費用』について解説をさせていただきました。
たくさんの魅力が詰まった国タイ。
30日間 (現在は60日間)の滞在では観光を堪能しきれなかった方や、ビザを取得するまでの滞在可能期間が足りない方は、ぜひビザ延長を試してみてください。
『タイの主なビザの出いと取得条件』については以下の記事をご参照ください。
筆者のXアカウント
本記事について、ご質問がある方は筆者のXアカウントをフォローしてお気軽にDMをください。
わかる範囲で回答をします。
【筆者Xアカウント】https://x.com/___justtommy
コメント